一人親方・個人事業主・フリーランスのメリット・デメリットを解説!

個人が独立して働く際に気になるのが、一人親方・個人事業主・フリーランスは何が違うのかということです。契約や業種が違うのか、税金や社会保険、開業届はどうなるのかなど、気になることも多いでしょう。

ここでは、一人親方・個人事業主・自営業・フリーランスのメリット・デメリットについて考えたいと思います。

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一人親方のメリット・デメリット

建設業における一人親方とは、常態として労働者を使用しないで建設の事業(土木、建築、その他工作物の建設・改造・保存・修理・変更・破壊もしくは解体又はその準備の事業)に従事している者です。

メリット

一人親方とは、建設業などで労働者(被雇用者)を使わず、自分自身や家族とだけ事業を行なう事業主を指します。労働者を雇っている場合でも一定条件下にて一人親方としてみなす制度もありますが、一般的にはこのような個人事業主のことを一人親方といいます。

 一人親方になると、雇用されている場合とは違い、仕事量の調整や単価の交渉ができるなどメリットがあります。

一人親方の主なメリットは以下です。

  • 上司や同僚がいないので楽
  • 雇われより単価が高い
  • 請負で仕事ができる
  • 受ける仕事を選べる
  • 自由な働き方ができる

デメリット

一人親方として独立開業する場合、会社に雇われていたときと比べて働き方が大きく変わります。収入面や人間関係に関するメリットが見込める一方、病気・怪我や社会保険でのデメリットも生じるため、それらについてあらかじめ把握しておくことが大切です。

一人親方の主なデメリットは以下です。

  • 仕事の幅が広げにくい
  • 確定申告する必要がある
  • 融資が受けにくい
  • 仕事がなくなるリスクがある
  • 健康を害すと収入も途絶える
  • 大企業と“直接”取引できない

フリーランスの働き方をするメリット・デメリット

自由な働き方であるフリーランスですが、しっかりとした計画性をもたないと事業の継続が難しくなるリスクが生まれます。フリーランスのメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

フリーランスは納期までに作業を終えることができれば、基本的に作業時間は自由で、朝でも昼でも深夜でも問題ありません。また作業に必要な環境があれば、自宅やカフェ、車中など、場所にも制限がなく自由です。

また多くの会社とつながることで、人脈が広がり次の契約に結び付く可能性があります。さらに営業にかかる経費なども少ないことから、作業単価が高くなるメリットが生まれます。

フリーランスの主なメリットは以下です。

  • ・仕事をする時間や場所が自由
  • ・多くの会社と仕事ができる
  • ・人脈が広がる
  • ・業種によっては無駄な経費がいらない

デメリット

フリーランスの多くは自宅などをオフィスにしており、それらが信用力の低下を招いているとされています。また作業規模も個人や家族単位なので小さく、新規顧客の獲得は既存顧客からの紹介などが必要なケースもあります。また仕事の獲得が安定せず、収入が安定しない場合がある点もデメリットといえるでしょう。

フリーランスのデメリットは、組織に属さないことによる信用力の低下がありうることです。

  • ・新規顧客に対する信用力が低い
  • ・事業規模が小さい
  • ・収入が安定しない
  • ・縛るものがないので、生活が乱れやすい

個人事業主のメリット・デメリット

税務署に開業届を提出し個人事業主になると、青色申告ができることから節税効果が見込めますが、それに伴い経理の負担がかかります。個人事業主のメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

税務署に開業届および青色申告承認申請書を提出すると、毎年の確定申告において青色申告が利用できます。青色申告が適用になると、「青色申告特別控除(10万円、55万円、65万円)」と「青色事業専従者給与控除」が利用でき、大きな節税効果が期待できます。

また赤字の繰り越しが最大3年間できるので、売上が安定しない開業数年は大きなメリットです。

個人事業主の主なメリットは以下です。

  • ・青色申告をすれば青色申告特別控除が利用できる
  • ・赤字を最大3年間繰り越しできる

デメリット

青色申告において55万円もしくは65万円の青色申告特別控除を利用するには、確定申告時に「貸借対照表」と「損益計算書」を作成しなくてはなりません。普段の帳簿も複式簿記で作成する必要があることから、日常業務の負担が増えるでしょう。

また個人事業主は雇用保険に加入できないため、失業しても失業給付がもらえません。

税制上で有利な個人事業主ですが、それに伴うデメリットもあります。

  • ・特別控除を利用するには複式簿記が必要
  • ・雇用保険がない
  • ・経理処理など普段の作業が増える

自営業のメリット・デメリット

自営業者は、会社に縛られない働き方ができる一方で、事業の責任はすべて自分自身で担う必要があります。計画性が重要になる点はフリーランスや個人事業主と同じです。自営業のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

自営業者であれば、職種によっては働く時間や場所は自由に決められます。

また、事業を始めるタイミングでは、自分の好きなことやアイディアを仕事にできます。会社員に比べると、時間や場所も仕事の内容も制約は多くありません。

また、収入の面でいうと、収入が安定しないリスクがありつつも、収入の上限はなく、能力次第では会社員に比べると収入を上げられる可能性があります。

そのほか、自営業者については、定年退職がありません。会社員が定年となる年齢になっても仕事を続けられるのもメリットです。

自営業の主なメリットは以下です。

  • ● 働く時間や場所が自由に決められる
  • ● 自分の好きなことやアイディアを仕事にできる
  • ● 収入の上限がない
  • ● 定年退職がない

デメリット

自営業のデメリットとしては、主に以下が挙げられます。

  • ● ケガや病気で働けなくなると、収入が途絶える可能性がある
  • ● 確定申告を行わないといけないため手間がかかる
  • ● 福利厚生がない
  • ● 個人の場合、すべて1人で行わなければならない

特別加入の申請手続

中小事業主↗

労働保険事務組合を通じて「特別加入申請書(中小事業主等)」 を所轄の労働基準監督署長を経由して労働局長に提出し 、その承認を受けることになります。

一人親方 ↗

特別加入団体を通じて「特別加入申請書(一人親方等)」を所轄の労働基準監督署長を経由して労働局長に提出し、その承認を受けることになります。
※特別加入団体は全国に3173団体あります。(令和2年現在)

お問い合わせ・お申込み

  • ※元請工事のない事業所のみとさせていただきます。元請工事がある事業所はお受けすることができません。
  • ※雇用保険関係の手続きは原則行っていません。ご相談ください。
  • ※社会保険労務士報酬は、いただきません。
  • ※会費を安くしていますので、一括払いのみとさせていただきます。