馬足場を利用した天井の塗装作業中、過荷重のため足場板が折れ、墜落した

馬足場を利用した天井の塗装作業中、過荷重のため足場板が折れ、墜落した

【発生地域】

茨城県水戸市

【労災発生状況】

馬足場を利用した天井の塗装工事中、一人親方を含む作業員4名が同時に足場に乗ったため、過荷重で足場板が折れ、足場から墜落したものです。
災害当日は、建物の外壁塗装工事を予定していたため、建物の外側にうま足場と養生シートを設置していました。
しかし作業開始直後に雨が降り始め、「塗料が雨に濡れると艶が抜けるので問題である」という理由で作業を中止し、当初予定していなかった天井面の塗装工事を行うことになりました。
新たに設置した足場は、うまに足場板を1枚渡したもの2つを並行に2組並べ、それに直交する足場板を3枚乗せて井形に組んだものでした。
 災害発生当時、この3枚の足場板に一人親方を含む作業員4名が乗って塗装を行っていましたが、全員が一方のうまに片寄って乗ったとき、土台となる足場板が折れ、墜落したものです。
※馬足場とは (うまあしば) 脚立を使った足場。2基以上の脚立(馬)に足場板を架けたものを含む。