溝の埋戻しのため、後進してきたドラグ・ショベルに激突

排水管、電線管等埋設工事において、ドラグ・ショベルを使用して敷設した電線管の埋め戻し作業中、清掃作業をしていた一人親方が、突然後退してきたドラグ・ショベルに激突されたものです。
 災害発生当日、午前8時より元請が主催する朝礼が実施され、作業現場ごとに現場責任者が当日の作業内容と注意事項を指示した。
一人親方を含む作業員たちの当日の作業は、すでに掘削された南北方向の掘削溝から西方向に2本の溝を掘削し、電線管を敷設して埋め戻すというものでした。
 作業は午前8時30分頃より開始され、一人親方は同僚と2人でドラグ・ショベルのオペレーターの「手元(てもと)」として作業を行っていました。
 2本目に掘削した場所の電線管の敷設が終了したので、ドラグ・ショベルのオペレーターは、ドラグ・ショベルの排土板を使って埋め戻し作業を行うため、ドラグ・ショベルを一旦後退させたところ、その近くで「竹ぼうき」を使用して散乱した土を掃いていた一人親方にドラグ・ショベルが激突した。